新『おしん』に子役・濱田ここねが抜てき 主要キャストに上戸彩、泉ピン子 [映画]

新『おしん』に子役・濱田ここねが抜てき 主要キャストに上戸彩、泉ピン子
オリコン 2月5日(火)14時20分配信


テレビ放送から30年ぶりに映画で復活する『おしん』の主要キャストが5日、
都内で行われた制作会見で発表された。

主人公・おしん役には宮崎出身の子役・濱田ここね(8)が抜てきされ、
主要キャストに上戸彩(27)、泉ピン子(65)らが起用された。

同作が本格的なデビュー作となる濱田は、半年間のオーデションを経て選出され、
2500人の中からおしん役を勝ち取った。

濱田は「おしん役を一生懸命がんばります」とかわいらしい笑顔であいさつ。

上戸は衣装合わせの時に濱田と2時間ほど笑いっぱなしだったと明かし
「この笑顔が映画では見れないと思うとつらい。今のうちに笑っとこ!」と濱田に呼びかけ、
濱田が笑顔を見せると和やかなムードに包まれた。

最終審査に参加した泉は、主役を射止めた濱田について「浴衣きた時にピッタリだと思った。

他の子役は上手すぎる。(小林)綾子だって上手じゃなかった。存在感ですね」と
選出理由を紹介。

橋田は30年ぶりの映画化に「時代劇ではない、
ついこないだこういう日本があったっていうのを見てほしい。

その代表としておしんがいる」と熱い想いを明かし、
濱田に「この方がやってどんなおしんになるか楽しみ。
いい顔してます。頑張って」とエールを送った。

上戸は、泉の演じた母親役に挑むことに「プレッシャーを感じる」といい、
「まだ早い母親で、見えないといわれるのは目に見えてる。
でも『命かければ大丈夫、彩ならできる』とピン子さんに言われたので、
命をかけて頑張ります」と意気込み。

泉はそんな上戸に「彩ちゃんがこの役をひきつぐのは感無量。
一生懸命やったらいいものができる」と太鼓判。

さらに、濱田にも「新しいおしんを作ればいいんだ」と励ますと、
濱田は「じゃ、作ります!」と元気よく返し、頼もしさをみせた。

テレビドラマ版『おしん』は1983年にNHK朝の連続テレビ小説として放映され、
ドラマ史上最高視聴率となる平均視聴率52.6%、最高視聴率62.9%を記録。

日本以外にも86の国と地域で放送され社会現象を巻き起こした。

今回制作される映画版では橋田壽賀子が執筆した30年前の脚本を元に、
約100年前の山形県の寒村を舞台に、たくましく懸命に生き抜くおしんの姿を描く。

上戸はテレビ版では泉が演じたおしんを見守る母親・谷村ふじ役、
泉はおしんの奉公先でおしんの理解者となる加賀屋の大奥様・くに役をそれぞれ務める。

また、テレビ版でおしんを演じた小林綾子が加賀屋の若奥様・みのを演じるほか、
岸本加世子、乃木涼介、吉村実子、満島真之介、ガッツ石松らが出演する。

撮影は、2月中旬より庄内映画村などすべて山形県内で敢行され、
公開は10月を予定。会見には、橋田と冨樫森監督も登壇した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130205-00000309-oric-ent




役所広司、三谷幸喜作品に3度目の主演!「清須会議」に豪華26人参戦 [映画]

役所広司、三谷幸喜作品に3度目の主演!「清須会議」に豪華26人参戦


[映画.com ニュース] 三谷幸喜監督の最新作「清須会議」のキャスト発表がこのほど、東京・成城の東宝スタジオで行われ、役所広司が主演することを三谷監督が明かした。三谷作品で主演を務めるのは、「笑の大学」「THE 有頂天ホテル」に続き3度目。老将・柴田勝家を演じる役所は、「久しぶりの三谷作品への参加、とても楽しみです。戦国武将の中で地味な印象の勝家ですが、きっといいやつだったんだろうなあと思います。愛すべき男、勝家を楽しんで演じたいと思います」と並々ならぬ意気込みをうかがわせている。

 17年ぶりに書き下ろした小説を、三谷監督自ら脚本を執筆し映画化する今作は、映画では初の時代劇。本能寺の変で織田信長が死去後、家臣の柴田勝家と羽柴(豊臣)秀吉らが後継者を決め、日本史上初めて合議によって歴史が動いたとされる清須会議の全貌を描く。

 三谷監督が「歴史ファンの人にも納得していただけるような人選になった」と自信をのぞかせるキャストは、豪華な26人が勢ぞろい。役所扮する勝家とともに清須会議に出席した秀吉を大泉洋、丹波長秀を小日向文世、信長の重臣・池田恒興を佐藤浩市が演じる。三者三様に強い意欲のぞかせ「監督の『今回の秀吉は本当の猿みたいな見た目です』という言葉にいささかの不安を感じております(笑)」(大泉)、「三谷さんの演出にしっかり応えられるよう、気合を入れて挑みます」(小日向)、「三谷さん自身の原作から自身の台本へ、同じ二次元なれど脚本は三次元な広がりを持ち、一人の人間の所業とは思えぬ裁きに舌を巻く作品、今から楽しみです」(佐藤)とコメントを寄せた。

 昨年の舞台「ベッジ・パードン」でもタッグを組んだ大泉については、「バラエティ色が強いかと思ったら芝居の根っこがしっかりしている。役所さんとがっぷり組める演技力を持っている」と起用経緯を説明。さらに、人心掌握に長けたといわれる秀吉だが「それだけじゃない、冷たい部分もあったはず。大泉さんは陰気な顔になることがある。そのギャップが僕の考える秀吉に似ている」と話した。「ザ・マジックアワー」に主演した佐藤に対しても「CMで演じる良き上司みたいな雰囲気が大嫌い。もっと人間の汚い部分をきちんと表現できる人」と三谷節は冴え渡る一方だ。

 また、信長を篠井英介、長男・信忠を中村勘九郎、次男・信雄を妻夫木聡、信長の妹・お市を鈴木京香が扮する。そして、浅野忠信が前田利家、寺島進が軍師・黒田官兵衛、阿南健治が滝川一益、浅野和之が明智光秀に息吹を与える。

 三谷組初参加となるのは、伊勢谷友介(信長の弟・織田三十郎信包)、坂東巳之助(信長の三男・織田信孝)、剛力彩芽(信忠の妻・松姫)、松山ケンイチ(秀吉の家臣・堀秀政)、でんでん(織田家家臣・前田玄以)、染谷将太(信長の家臣・森蘭丸)、中谷美紀(秀吉の妻・寧)の7人。坂東については勘九郎に相談したそうで、「『彼はやればできる男です』と言っていた」ことで抜てきを決めた。また、中谷の大ファンだという三谷監督は「今までにない中谷さんを見たい。100%ネイティブな名古屋弁でいこうと思う。限りなく陽のイメージで弾けてもらうつもり」とニヤリ。鈴木や剛力についても「まゆ毛を剃って、お歯黒をつけてもらう」と意味深な笑みを浮かべた。

 さらに、今作への出演を熱望したという天海祐希が忍びの者を演じるほか、西田敏行が前作「ステキな金縛り」で熱演した主人公の幽霊・更科六兵衛が、勇猛果敢な武将として再登場する。なお、市川しんぺー、瀬戸カトリーヌ、近藤芳正、戸田恵子、梶原善の出演も発表。クランクインを11月に控える三谷監督は、「最低でもアカデミー賞外国語映画賞を狙いたい」と決意を新たにした。

 「清須会議」は、2013年秋に全国で公開。
映画.com 10月22日(月)5時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121022-00000001-eiga-movi





福山雅治5年ぶりガリレオに!「真夏の方程式」映画化決定 [映画]

福山雅治5年ぶりガリレオに!「真夏の方程式」映画化決定
5年ぶり.com 9月24日(月)7時0分配信


[映画.com ニュース] 歌手で俳優の福山雅治が、東野圭吾氏原作の
「探偵ガリレオ」シリーズの長編最新作を映画化する「真夏の方程式」
(西谷弘監督)に主演することがわかった。

ガリレオこと物理学者・湯川学を演じるのは、
興行収入49億2000万円を記録した「容疑者xの献身」以来約5年ぶり。

9月23日に静岡県某所でクランクインした福山は、
「僕も湯川学も年齢を重ねているので、
どう進化させられるかプロデューサー、
監督と打ち合わせをしながら進めています」と
静かな闘志を燃やしている。


天才かつ変人の物理学者が、銀幕の世界に戻ってくる。

前作では大学時代の友人で、天才数学者の石神(堤真一)と対じ。

シリーズ第6弾、長編3作目を映画化する今作では、
子ども嫌いで有名な湯川が、10歳の少年・恭平と
海辺の町で夏を過ごす姿を描く。

 “手つかずの海”と呼ばれる美しい海、玻璃ヶ浦にある海底鉱物資源の
開発計画の説明会に招かれた湯川は、「緑岩荘」という旅館に滞在することになる。

そこで、両親の都合により夏休みを伯母一家が経営する旅館で
過ごすことになった恭平と知り合った湯川だが、
翌朝にもうひとりの宿泊客・塚原が港近くの堤防で
変死体として発見されたことで、事件にかかわっていく。

今作のテーマは、「科学の進歩と自然環境の破壊」。

鈴木吉弘プロデューサーは、
「この原作は震災前に書かれたものですが、
日本に暮らす私たちはこの1年半にわたり、
まさにこの問題と正面から向き合ってきました。

天才物理学者である湯川学は、前回のシリーズでは希望に
みちた科学の魅力を人々に訴えてきましたが、
その湯川が今なにを語るのでしょうか」と
製作にいたった経緯を明かす。

福山も、「今作のテーマである『自然と人類の共生』に
天才であり変人の湯川はどういう考えをもっているのか?

僕自身もとても興味があります」と同調。

さらに、「進化した湯川学として皆さんにお会いできることを心待ちにしながら、
自分自身このテーマにどう向き合っていくのか。

熟慮しながら撮影に臨みたいと思います」とコメントを寄せた。

配給の東宝によれば、物語のキーパーソンとなる恭平をはじめ、
変死体で発見された塚原、旅館を経営する夫婦、
環境保護活動にのめりこむ旅館のひとり娘・成実といった登場人物のキャスティングは、
今後発表されていくという。

来年は、今作とともに是枝裕和監督作(タイトル未定)にも主演しており、
まさに“福山イヤー”の様相を呈してきた。

「真夏の方程式」は、2013年初夏に全国で公開。
まんたんウェブ 9月24日(月)6時0分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120924-00000003-eiga-movi


..

柳葉敏郎、長さんとの“踊る”秘話語る「癒されていました」 [映画]

柳葉敏郎、長さんとの“踊る”秘話語る「癒されていました」
オリコン 9月23日(日)11時45分配信


15年の歴史の完結編となる、
現在公開中の映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』に
出演する俳優・柳葉敏郎がORICON STYLEのインタビューで、
故・いかりや長介さんとの撮影秘話を明かした。

ドラマスタート時から、キャリア組の室井慎次(柳葉)は
撮影中も湾岸署の仲間になかなか入れず、
離れた場所で一人待っていることも多かったと告白。

一人、高まる緊張感と対峙するなか、
“和久さん”がふらりと側に来てくれることで
「張り詰めたものがスーッと癒されていました」と、懐かしんだ。

【踊る特集】最後だから話せる、
柳葉にとっての亀山Pは
「越えなければならない師匠」

織田裕二演じる主人公・青島俊作を“サラリーマン刑事”として
新たなヒーロー像を打ち出した同作だが、
柳葉が演じた室井慎次はもう一人のヒーローだった。

柳葉といえばトレンディドラマの顔として、
『すてきな片思い』(90年)や『29歳のクリスマス』(94年)など
代表作では常に明るく熱血漢な役が多かったが、
同作では一転。

口数も少なく冗談も通じず、眉間にシワを寄せた姿は、
いつしか“柳葉=室井”として定着し、
スピンオフ映画『容疑者・室井慎次』が
公開されるほどの人気キャラクターとなった。

「室井はよく戦ってきました。戦いっぱなしでしたね」と
盟友の勇姿を称える柳葉。

「東北大の室井がキャリア組というのはありえない設定なんです。
そんな成り上がりの男ですが、僕が東京へ出て来たときと
同じような想いがあるんじゃないかなと。
そういう気持ちをずっと忘れずに持って演じてきて、
気がついたら15年経っていました」と、
役への思い入れは深い。

 『踊る』の出演者やスタッフはそろって
「柳葉さんの時は話しやすいが、
室井さんになると近づきがたいオーラがあった」と口にするが、
本人は「それは勘違い」と笑う。

「テレビシリーズのスタート時から僕がどれだけ
湾岸署の輪に入りたかったことか。

『なんでオレは輪に入れず一人なんだ?』と、
結構つらい時間を過ごしてきました(笑)。

でも、室井を演じるためにはそうせざるを得なかったんですよね」。

作品を成立させるための演者との距離感だった。

「僕はいつも(撮影現場の)階段のところで座っていることが多くて。
時々、いかりやさんが来てくれて、競馬の話とか話し相手をしてくださるんです。
張り詰めたものがスーッと癒されていました」と目を細める。

劇中の「和久さん」と重なる温かい気遣いに助けられていた。

先日開催された公開記念の舞台あいさつでも織田が披露した
“青島コート”は同作を象徴するアイテムの1つだが、
室井にも同様にトレードマークといえる黒のロングコートがある。

「僕もあれがないと室井にはなれないですね。
青島と同様に室井にとって黒いコートはユニホームです」。

最後に、もう1度“室井慎次”へのオファーが来たら? と
尋ねると「もちろんやります! 断る役者はいないでしょう」と
満面の笑みをみせた。

1997年からスタートし、今や国民的ヒット作として誰もが知る作品と
なった映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は現在公開中。

7日の公開からすでに興行収入30億円を突破しており、
新記録樹立に期待がかかる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120922-00000304-oric-movi





「踊る大捜査線」終了後…フジテレビ映画の今後は? 亀山千広プロデューサー語る [映画]

「踊る大捜査線」終了後…フジテレビ映画の今後は? 
亀山千広プロデューサー語る
シネマトゥデイ 9月20日(木)8時6分配信


15年の歴史に終止符を打つ映画
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の公開を受け、
「踊る大捜査線」シリーズのプロデュースを手掛けてきた
亀山千広プロデューサーが、
15年間を振り返り、フジテレビ映画の今後を語った。

「踊る大捜査線」シリーズの始まりは、
亀山プロデューサーの「これまでとは違う刑事物を作りたい」という思い。

そう考えてたどり着いたのが、「警察組織を描く」ということだった。

「港区の台場で事件が起こったとしても、その犯人が逃げますから、
その人を捕まえるのは、例えば九州の刑事だったりする。

ということは、刑事は何で動いているかというと、
組織で動いている。

だとしたら、事件の担当者がテレビドラマのように犯人を
捕まえるということもそうないのだろう。

だったら、犯人を捕まえない刑事ドラマがあってもいいのだろうと思った」。

そうして始まったシリーズは、
監督と役者の自由が利く幅を持たせた君塚良一の脚本、

そして、それを楽しんで演出し、演じた本広監督と役者たちにより、
『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では、
興行収入173億5,000万円を記録する国民的人気シリーズへと成長した。

そんなシリーズの歩んできた歴史を振り返り、
亀山プロデューサーは「『踊る大捜査線』は自分の体の一部。
その後の作品は全部『踊る大捜査線』があったからです」と語る。

「踊る大捜査線」シリーズの完結により、
フジテレビは大きな人気コンテンツの一つを失うことになるが、

「『海猿』を撮った羽住(英一郎)は、『踊る大捜査線』の
テレビシリーズのときのチーフADですし、

『SP』を撮った波多野(貴文)もそう、
『踊る大捜査線』から5人以上の監督が生まれている。

踊るイズム、青島イズムは広がっている」と亀山プロデューサー。

15年を経て、「青島イズム」とは、
「仕事に対する誇りと責任を持つこと」であり、
「組織は、現場の人間が仕事に対する誇りと責任感を
感じられるものであるべきだし、
それを感じることができる組織は強くなる」と
実感したという。

「青島のような部下がいたら面倒」と語る一方、
「僕も、『これをやらせてくれ』『あれをやらせてくれ』
『僕を信じてくれ』と言って、何度もこけたことがあるので、
あまり人のことは言えないですけど、
上司の反対を押し切って成立した企画の方が、
反対されているから用意周到に準備をするし、
新しい、観たことのないものになる。

自分の『踊る大捜査線』を作ったときに、
“青島のような部下”になったといえる。

自分の『踊る大捜査線』を作ってほしい」と後輩たちに希望を託した。
(取材・文:編集部 島村幸恵)

映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は全国公開中
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120920-00000002-flix-movi


..

織田裕二×柳葉敏郎 単独インタビュー映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』 [映画]

映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』織田裕二×柳葉敏郎 単独インタビュー

1997年に連続ドラマとしてスタートし、映画版では日本実写映画の興行収入1位の座に君臨してきた人気シリーズ「踊る大捜査線」。その完結編となる『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が完成し、これまでドラマの核となる青島俊作と室井慎次の男同士の熱き友情と約束を演じ続けてきた二人、織田裕二と柳葉敏郎の初のツーショットインタビューが実現。15年間続いた「踊る大捜査線」の思い出と、それぞれの役柄に対する熱き思いを語った。



■15年演じ続けてきた青島と室井の関係

Q:お二人がツーショットでインタビューを受けるのは、今までなかったことです。

織田裕二(以下、織田):これが初めてですよね。

柳葉敏郎(以下、柳葉):初めて。いずれどこかであったら面白いなって、構えて待っていましたけど(笑)。逆に今までなかったのが、役を務める上では良かったかなと思いますね。

織田:柳葉さんもきっとそうだったと思うんですけど、僕と柳葉さんは現場ではずっと役の関係のままでいないといけない気がしていたんですよ。青島と室井は、ドラマの縦軸でしたから。

柳葉:僕も織田くんとして見ていないですからね。少なくともこの作品で一緒にいる時間は、織田くんではなく青島。だからその辺は、お互い口にしなくても、室井が青島を、青島が室井をしっかり感じながら現場は進んでいたと思いますね。

Q:その関係を15年間続けるのは大変ではなかったですか?

織田:柳葉さんが来られる日はスタッフの緊張感が違うんですよ。今は柳葉さんと言いましたけど、それは室井さんの日だからなんです。室井さんがそこにいる。「正しくないことをやったら斬(き)るぞ」みたいな緊張感を「おはようございます」の瞬間から持っていらっしゃる感じで。

柳葉:俺がとんでもないヤツみたいじゃないか(笑)。

織田:とんでもなくないですよ(笑)。僕にとっては当たり前の話だと思っているんです。柳葉さんが現場でいきなり監督に「ここが気になる」という話をする。すると現場に緊張感が走る。いい意味での緊張感。僕自身も青島側だけで考えていたら気付かなかったことに気付かされる。スタッフも想定していたものとは違う準備をしなければならない。それに瞬時に反応する。緊張感も含めて、本気でぶつかっているからこそ素晴らしいシーンが生まれると思っているんです。

柳葉:僕はテレビシリーズが始まったとき、あの湾岸署の、青島を中心としてみんなでにぎやかにやっているのが、もううらやましくて仕方なかったですよ。

織田:わかります(笑)。

柳葉:僕もあの中に入りたいって。でもセリフは「……」でしょ(笑)。

織田:むしろ非情な感じでしたもんね、最初の頃は特に。

柳葉:そう。僕はね、針のむしろの上に置かれているような心境で。でも、できるだけあの中に入らないようにして室井をやっていこうとそのときに思った。それが多少うまくいってくれたのかもしれないですね。


■それぞれにとっての青島と室井の存在

Q:お二人にとって長年演じ続けてこられた青島と室井は、どういう存在ですか?

柳葉:役者さんっていろんなパターンがあると思うんです。はっきり仕事は仕事、役柄は役柄と割り切っている人もいると思いますが、僕の場合、室井は人間として存在している。室井の言っている一言一言に耳を貸し、何も言わずに考え込んでいるときは何を思っているんだろうと感じながら、楽しんで演じてきた。だから室井は、僕から離れない親友のような存在なんです。

織田:僕の場合、もう忘れることは絶対にない存在ですね。生年月日を自分と同じにしているキャラクターでもあるし、無理をしないというか、役者自身が持っている個性をクローズアップして役に投入するというようなやり方をしてきたような気がするんですよ。すべての考え方が一致しているわけではないけれど、青島が言っていて、なるほどと思うところには強く気持ちが乗っかるし、納得できていないときは画面に出てしまう。うそをつけないというと変だし、役者としてどうなのかはわからないけど(笑)。でも、それでもいいかって思えるくらい、一人のキャラクターが自分というフィルターを通して具現化していく。

柳葉:わかるなあ。室井は、テレビシリーズの最後のところで、青島を中心とした湾岸署の人たちの影響を受けて、警視庁の大階段で笑みを浮かべるじゃないですか。あの気持ちは自分にもよくわかる。あの笑顔と共に生まれた正義感……それまでキャリアの管理官としてしか仕事をしてこなかった室井に、青島に協調する部分とか、新しいことを成し遂げようとする責任感が生まれた。あのシーンは、その後室井をやっていくことができた大きな礎となっています。

織田:僕も柳葉さんが演じられる室井さんだったからこそ、今の青島でいられたと思います。違う人がやってきたらもっと薄い関係になっていたかもしれないですね。




■顔を合わせていることで改めて実感するファイナル

Q:15年間を振り返って、お二人にとって思い出深いシーンはありますか?

柳葉:僕はもう基本的に二人の関係の象徴で、おそらく誰もが記憶に残っているところだと思うんですけど、やっぱり最終話の「あんたは上にいろ!」と青島が室井に言うシーンですね。そこには、「現場の人間が正しいと思えることができるように環境を作ってくれ」という思いがあった。普通、あれは言わないですよね? 上の人に向かって。でも、青島があれを言ったことで、室井のその後が明らかに変わった。僕が室井を好きなのは、成り上がりだからなんですよ。実際にはあり得ない東北大からのキャリア組で、成り上がりでここまで来て、とりあえずこのままいけるものならっていうときに、青島という男に出会って、この言葉を言われる。室井も本来同じ思いで出てきているはずだと僕はどこかで思っていて、その気持ちを思い出させてくれたとんでもないヤツなんですよ、青島って。

織田:東北大じゃなかったら聞いてくれなかったんですかね?

柳葉:そうかもしれません、本当に。二人の絡みのシーンの中で一番思い出深いのは、このシーンですね。

織田:僕はいっぱいあります。最初、青島と室井さんは、柏木雪乃を通しての出会いで。被害者家族がテーマになっていて。刑事として必要以上にプライベートまて突っ込んでいこうとする青島と、もっと事務的に対応しろ、そんなことしていたら身がもたないと主張する室井さん。でも、どこかで同じ気持ちを持っている室井さんがいる。あと、第4話。青島が警察手帳をたたきつけているんですよね? そんな警察だったらいらないって。でも、室井さんはその場では黙っていて、後から湾岸署に警察手帳をこっそり届けてくれる。青島が勢いで振り上げた拳をうまく収めてくれるんですよ。それから最終話。それまでは和久さんとバディーを組んでいたんですけど、この回で室井さんとバディーとなる。そのときの室井さんがいろんな表情を見せてくれて。困った顔でうその芝居をするんですよ。一人芝居なんですけど、この表情が好きで。この人はこの人で本庁の中で必死に戦っているんだなって。立場は違うけど、本庁の中の青島なんですよ、室井さんは。

柳葉:よく覚えてんなあ。昨日全部観てきただろ?(笑)

織田:実は(笑)。

柳葉:(笑)。こんなふうに二人で思い出話をする日が来るとは思わなかったですね。「踊る」がファイナルだからこそって気がします。


織田と柳葉がツーショットで顔を合わせた現場には、インタビュー中にも語られたような“いい意味での緊張感”が漂っていた。それは、役に対して真剣に向き合ってきた二人だからこその緊張感だった。短い時間では話し足りなかったようで、写真撮影の間にくだけた会話もしていた二人。ポーズを注文するカメラマンに対して柳葉が「これきっついな(笑)」と口にすると、織田が「あぶデカ(「あぶない刑事」の略)みたいっすね(笑)」とツッコむ絶妙さ。そこには言葉を超えた青島と室井の関係が垣間見えた。


取材・文: 永野寿彦 写真: 奥山智明
映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は9月7日より全国公開




北野監督感激!ベネチア喝采4分鳴り止まず「アウトレイジ ビヨンド」 [映画]

北野監督感激!ベネチア喝采4分鳴り止まず


【ベネチア(イタリア)4日】第69回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に
出品された北野武監督(65)の「アウトレイジ ビヨンド」の公式上映が3日夕
(日本時間3日深夜)、行われた。

約4分のスタンディングオベーションに世界の巨匠は
「客がいねえかと思ったけど、ホッとして上映中、眠くなっちゃった」と満席の会場に笑顔。

一昨年のフランス・カンヌ国際映画祭に出品した前作「アウトレイジ」を超える熱気に感激した。

小雨の中、レッドカーペットに登場した北野監督は、沿道にあふれたファンのサイン
攻めに思わず頭をかいた。

2008年のコンペ部門に出品した「アキレスと亀」以来、ベネチア国際映画祭に
4年ぶり8回目の“ホーム凱旋”。

「雨が降ってたから客がいねえかと思ったけど、よかった」と微笑んだが、
メーン会場のサラ・グランデで行われた公式上映の熱気は想像以上。

会場にはイタリアで10年前に結成された
「北野武 サッサリ・ベネチア ファンクラブ」のメンバーが
「北野武 映画の神様」とプリントされた
Tシャツを着て駆け付けるなど、改めてKITANO人気を証明した。

上映は本編開始前から盛り上がり、1000人の観客は
「オフィス北野」のクレジットが登場した瞬間、拍手。
終了後はさらに熱狂的で、指笛とスタンディングオベーションの嵐が起こった。

1997年に同映画祭のグランプリ、金獅子賞を獲得した
「HANA-BI」は10分間のスタンディングオベーションだったが、
今回は4分間で“終了”。

実はシャイな北野監督が「エンドロールが終わっちゃって、恥ずかしくなった」と
自ら退場したのが理由だった。

上映後の巨匠は、「結構、反応は当たってたよね。俺がしぶとく会場にいたら、
『HANA-BI』を超える10分以上の拍手が続いたんじゃない?」とほおを上気させた。

前作「アウトレイジ」の続編となる「-ビヨンド」は、関東と関西のヤクザが
繰り広げる飽くなき裏切りと抗争を描いた暴力映画。

一昨年のカンヌ国際映画祭に前作を出品した際には、
過激すぎる暴力シーンが賛否両論を呼び、
公式上映中に席を立つ観客もいたが、
ベネチアではほぼ全員が最後まで鑑賞。

笑いも起きるなど誰もがスクリーンに見入った。

北野監督は「カンヌでは暴力シーンばかり取り上げられ“ざまあみろ”って思ったけど、
エンターテインメントに徹した今回はみんな喜んでくれたからホッとした」と安堵。

8日に発表される授賞式を前に
「アウトレイジの続編だし、なんでコンペに呼んでくれたのか分からないけど、
箔はつく」と笑った。

2度目の金獅子賞へ視界良好だ。
サンケイスポーツ 9月5日(水)7時51分配信





蒼井 優 「ミスキャスト」と言われる覚悟も!?るろうに剣心”出演に葛藤 [映画]

蒼井 優 「ミスキャスト」と言われる覚悟も!? “ハチクロ”や”るろ剣”出演に葛藤
オリスタ 8月25日(土)18時0分配信

公開中の佐藤 健主演映画『るろうに剣心』で、
今までのほんわかとしたイメージを覆すような、
セクシーな役に挑戦した蒼井 優。

実写化のプレッシャーや共演者とのエピソードなど、
想いの丈を語ってくれた。

■“ハチクロ”のはぐはミスキャスト!?
 実写化の苦労と現場のアツさを語る

――恵は原作では「セクシーなお姉さん」という立ち位置ですよね。
そんな恵役のオファーを受けたときの感想から聞かせてください。

蒼井 あまりマンガに接する機会のない私でも『るろうに剣心』は知っていたし、恵のビジュアルも知ってたんですね。台本を読んだあと、改めて、マンガの方を拝読させて頂いたんですけど、“まぁ、ホントに似てないな”と思いました(笑)。

――(笑)。そこは気になりましたか?

蒼井 マンガ原作の実写化の際には、役者さんはみんな、どうしたってミスキャストって言われることも念頭に入れてオファーを受けると思うんですね。私自身、『ハチミツとクローバー』のときも、やっぱり気になってましたし。

――はぐちゃん、ピッタリだったと思ったんですが。

蒼井 でも、身長が違っていたので、なるべく背が低く見えるようにとか、体が華奢に見えるようにとか、ビジュアルのことをすごく考えてお芝居したんですね。でも、今回は、ビジュアルで似ているところが何一つ見当たらなかったので(笑)、「私はお芝居をしに行くのであって、真似をしに行くわけでない」と自分に言い聞かせつつ、原作に対する敬意だけは忘れないように気をつけるしかないなと思って。

――では、この役を引き受けるにあたっては、葛藤もあったんですね。

蒼井 これは大変だと思いましたね。でも、ビジュアルが自分からかけ離れているっていう心配以上に、このチームに参加したいっていう気持ちが強かったんです。『龍馬伝』(NHK総合)の大友啓史監督がNHKから独立されて初めての作品に呼んで頂けるなんて光栄なことはないですから! だから、似てる似てないは、ビジュアルのプロであるヘアメイクさんと衣装さんにお任せして、私は、恵が今、ここにいる意味を考えようと思ったんですね。

――どんな役どころだと思いました?

蒼井 今回は、女性のメインキャストが武井 咲ちゃんと私だけだったんですよね。だから、ちょっと蓮っぱな恵が存在することで、咲ちゃん演じる薫の真っすぐさや純粋さがより引き立てばいいなって。

――引き立て役に徹したということですね。初共演した武井さんの印象は?

蒼井 素晴らしかったです。お父さん、お母さんも素敵な方なんだろうなって思うくらい(笑)、すごく真っすぐで、本当にいいコなんですよ。今みたいに忙しいと大変なこともあるだろうけど、できるだけこのままでいて欲しい。なんというか、ずっと観ていたい女優さんだなって思ったんですよね。私、咲ちゃんのシーンで泣いたんですよ。
A
――どのシーンでしょう?

蒼井 最後ですね。ひとりで苦しんで、ひとりで術を解くっていう難しいお芝居なんですけど、私は絶対にできないなって思いました。私だけでなく、この作品に関わった人はみんな、剣心にぴったりな健くんがいるときに、武井 咲ちゃんという女優さんが出てきてくれたことをすごく感謝してますね。

――いま、お話に出た主演の佐藤 健さんはいかがでした?

蒼井 撮影を進めていくうちに、剣心と恵がふたりきりで話すシーンがあったんですね。そのときの健くんの目の深さに心を動かされて。とても説得力のある俳優さんだなと思ったし、現場でも健くんが軸に立っていてくれたのが大きかったと思う。多くは語らない主役が背中で見せてくれた。カッコイイ人だと思います。


Profile
あおい・ゆう。85年8月17日生まれ、福岡県出身。
01年『リリイ・シュシュのすべて』で映画初出演。
06年映画『フラガール』などでの演技が認められ、
第30回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、
第49回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。
13年1月公開の映画『東京家族』に出演。

当インタビューはエンタテインメント情報誌
『オリ★スタ』9/3号(8/24発売)に掲載。
誌面ではさらにインタビュー、
写真などたっぷり紹介していますのでお見逃しなく!




深津絵里が語るすみれと青島の関係 「踊る」らしい結末とは? [映画]

深津絵里が語るすみれと青島の関係 「踊る大捜査線」らしい結末とは?
シネマトゥデイ 8月15日(水)8時8分配信


来月に控える完結編『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の
公開を前に、恩田すみれ役の深津絵里が、15年間演じてきた役柄への思いを語った。

映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』写真ギャラリー

深津演じる恩田は、青島が刑事に憧れを抱いて湾岸署にやって来たとき、
刑事の「現実」を教えた同僚刑事。

シリーズが始まる以前は、女性刑事が活躍するドラマはあまりなく、
刑事ドラマというと男性のものというイメージが強かったという深津は
「まさかわたしが刑事を演じることになるとは思っていなかった」と
当時のことを振り返る。

しかし、「踊る大捜査線」シリーズが描きたいのは
、ヒーローではなく、刑事という職業の人間ドラマであり、
すみれも女性として憧れられるようなキャラクターではなく、
人の痛みを知っていて、どこか弱い面もあるキャラクターだと知ったとき、
「これならわたしでも刑事役として役に立てる」と思ったことを明かす。

それから15年間、時に青島を叱咤(しった)し、
時に青島に支えられながら女性としての心の揺れを
演じ続けてきた深津は、すみれというキャラクターについて、
「20代後半で人生の分岐点に立ち、仕事を辞めようかと迷っていた。
そして、今回のFINALでは年齢的に自分の体力に限界を感じている。
刑事だからというわけではない、一人の女性としての悩みに説得力がある」と語る。

深津は「『踊る大捜査線』シリーズには、
一緒に時を過ごしてきたからこそのリアリティーがある。

だから演じていても違和感がない」とも話したが、
それはすみれというキャラクターが深津と共に人生を
歩んできたことを言い表しているようだ。

FINALということでファンが気になるのは、
そんなすみれと青島の「友達以上恋人未満」の
関係の結末だろう。

「自分たちの職業が死に近いところにあることを、
物語の中でお互いが体験している。

だから、今まで何も考えずに当たり前のように話していた人が
突然いなくなったらと、ふとお互いのことを思ったりするのかもしれない。

そんなとき、二人の距離に変化が起こるのかなと。

でも、それを今あえて表現するのもなんか照れくさいですよね」と意味深な発言。

公開直前の9月1日放送の
「踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件」を
「まず観てほしい」と言い、
「すみれにとって大事なポイントが隠されているので。
それを踏まえて、青島くんとの微妙な関係、
『踊る』らしい二人の姿を観てもらいたいです」と
作品への自信をうかがわせた。

映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は9月7日より全国公開
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120815-00000009-flix-movi



『踊る大捜査線』ラストの理由亀山千広氏が明かす [映画]

亀山千広氏が明かす『踊る大捜査線』ラストの理由

国民的ヒット作『踊る大捜査線』シリーズの生みの親であり
数々のヒット作を世に放ち続けてきたエグゼクティブ・プロデューサーの
亀山千広氏が、ORICON STYLEのインタビューに応じた。

亀山氏はヒット作に終止符を打った理由を明かしつつも、
最後に「“サヨナラ”じゃなくて、青島イズムという希望が継承され、
いつかまた…」と、新たなる希望も口にした。

■『踊る』シリーズに幕が下りる理由

 ファンなら誰しもが思う疑問。なぜ今回でファイナルなのか。

その疑問を亀山氏に直接ぶつけてみると、「『踊る大捜査線』は、
ドラマとしてはフィクションですが、役職やキャラクター設定など
細部では嘘はつかないでいこう、リアリティを大切にしよう、
そういうルールのもとでスタートしました。
ですから、所轄で15年も同じメンバーが居続けるというのはありえないわけです」と回答。
つまり、リアリティを貫いてきたからこその決断とした。

 「かつて和久さん(いかりや長介さん)がやってきたポジションを、
今は青島がやらなくてはいけない。後輩を育てることなどを含め、
仕事に対する責任感があり、それこそが青島イズム。それをきっちりみせることで、
幕引きとして一番いい形で終わりにできると思った」。

 劇場版第2弾から第3弾までは7年の時間を要したが、
「オリジナルのメンバーのひとり(いかりやさん)が
欠けてしまった後に続編を作るのであれば、
『新・踊る大捜査線』にしなければならない。そして
、“新シリーズ”にするのであれば、
1本では終わらせたくないと思いました」と、当時を振り返る。

主演の織田裕二は以前のインタビューで「まさか今回で
終わりだとは思わなかった」と口にしていたが、
亀山氏は「『3』では湾岸署が引越をして、
青島も係長に昇進しています。
テレビドラマ1本と劇場版2本(『3』と『4』)の3本柱でいきたいということを
、『3』の制作時にすでに決めていた」と、
今回の決定が突然でなかったことを強調した。

15年間にも及ぶシリーズへの思いについては「たくさん勉強させてもらいました。
もの作りに携わる者として、ありとあらゆるテストケースをこの作品に
ブチ込んできた気はします」と充実の笑み。

「だからこそ、作品を作るという作業に関して「『方程式はないんだ』という答えを得ました。
人が演じているものに関しては、方程式はないんです」と断言していた。

■職場で“青島”に会いたい

現在、エグゼクティブ・プロデューサーとして部下をまとめる立場の亀山氏は、
過去の自身を重ねながら「青島みたいな部下に早く会いたいと思っています。
かつての自分は上司に向かって、『俺を信じてくれ! 絶対に当てるから!』と
言っていましたから。

もちろんコケたこともありますけど(笑)。そういうタイプの人間でしたね。
だからこそ、青島みたいな部下に会いたい」と、職場での“青島”を
心待ちにしているという。

 「パッと目を見て『コイツは信じられる』と思えたら、
『お前に託す、責任は俺が取る』って言えるのは格好いいじゃないですか。
上司が部下に説教を垂れても誰もついてこない。
やっている姿=後ろ姿で見せるしかないんですよ」と、
力強く語る姿はどこか室井慎次の雰囲気にも似ていた。

 「この4作目でファイナルというのが決まってから
『本当にこれで終わりなんですか?』という質問が多い。
もちろん、今回でラストですが、もし若いプロデューサーが、
本広監督と脚本の君塚さん、織田くんほかキャストをも巻き込んで、
『僕に任せてください!』って言ってきたら、『分かった、
責任は俺が取る』って言うかもしれない。
そういう若手が現れたとしたら先はどうなるか分からないですよね。
それも“希望”です」と、ファイナルのサブタイトルをからめた
続編の望みを笑顔で明かした。

映画『踊る大捜査線 THE MOVIE FINAL 新たなる希望』は9月7日より全国公開。

オリコン 8月11日(土)7時0分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120810-00000346-oric-movi




この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。