北野監督感激!ベネチア喝采4分鳴り止まず「アウトレイジ ビヨンド」 [映画]

北野監督感激!ベネチア喝采4分鳴り止まず


【ベネチア(イタリア)4日】第69回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に
出品された北野武監督(65)の「アウトレイジ ビヨンド」の公式上映が3日夕
(日本時間3日深夜)、行われた。

約4分のスタンディングオベーションに世界の巨匠は
「客がいねえかと思ったけど、ホッとして上映中、眠くなっちゃった」と満席の会場に笑顔。

一昨年のフランス・カンヌ国際映画祭に出品した前作「アウトレイジ」を超える熱気に感激した。

小雨の中、レッドカーペットに登場した北野監督は、沿道にあふれたファンのサイン
攻めに思わず頭をかいた。

2008年のコンペ部門に出品した「アキレスと亀」以来、ベネチア国際映画祭に
4年ぶり8回目の“ホーム凱旋”。

「雨が降ってたから客がいねえかと思ったけど、よかった」と微笑んだが、
メーン会場のサラ・グランデで行われた公式上映の熱気は想像以上。

会場にはイタリアで10年前に結成された
「北野武 サッサリ・ベネチア ファンクラブ」のメンバーが
「北野武 映画の神様」とプリントされた
Tシャツを着て駆け付けるなど、改めてKITANO人気を証明した。

上映は本編開始前から盛り上がり、1000人の観客は
「オフィス北野」のクレジットが登場した瞬間、拍手。
終了後はさらに熱狂的で、指笛とスタンディングオベーションの嵐が起こった。

1997年に同映画祭のグランプリ、金獅子賞を獲得した
「HANA-BI」は10分間のスタンディングオベーションだったが、
今回は4分間で“終了”。

実はシャイな北野監督が「エンドロールが終わっちゃって、恥ずかしくなった」と
自ら退場したのが理由だった。

上映後の巨匠は、「結構、反応は当たってたよね。俺がしぶとく会場にいたら、
『HANA-BI』を超える10分以上の拍手が続いたんじゃない?」とほおを上気させた。

前作「アウトレイジ」の続編となる「-ビヨンド」は、関東と関西のヤクザが
繰り広げる飽くなき裏切りと抗争を描いた暴力映画。

一昨年のカンヌ国際映画祭に前作を出品した際には、
過激すぎる暴力シーンが賛否両論を呼び、
公式上映中に席を立つ観客もいたが、
ベネチアではほぼ全員が最後まで鑑賞。

笑いも起きるなど誰もがスクリーンに見入った。

北野監督は「カンヌでは暴力シーンばかり取り上げられ“ざまあみろ”って思ったけど、
エンターテインメントに徹した今回はみんな喜んでくれたからホッとした」と安堵。

8日に発表される授賞式を前に
「アウトレイジの続編だし、なんでコンペに呼んでくれたのか分からないけど、
箔はつく」と笑った。

2度目の金獅子賞へ視界良好だ。
サンケイスポーツ 9月5日(水)7時51分配信





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