蒼井 優 「ミスキャスト」と言われる覚悟も!?るろうに剣心”出演に葛藤 [映画]
蒼井 優 「ミスキャスト」と言われる覚悟も!? “ハチクロ”や”るろ剣”出演に葛藤
オリスタ 8月25日(土)18時0分配信
公開中の佐藤 健主演映画『るろうに剣心』で、
今までのほんわかとしたイメージを覆すような、
セクシーな役に挑戦した蒼井 優。
実写化のプレッシャーや共演者とのエピソードなど、
想いの丈を語ってくれた。
■“ハチクロ”のはぐはミスキャスト!?
実写化の苦労と現場のアツさを語る
――恵は原作では「セクシーなお姉さん」という立ち位置ですよね。
そんな恵役のオファーを受けたときの感想から聞かせてください。
蒼井 あまりマンガに接する機会のない私でも『るろうに剣心』は知っていたし、恵のビジュアルも知ってたんですね。台本を読んだあと、改めて、マンガの方を拝読させて頂いたんですけど、“まぁ、ホントに似てないな”と思いました(笑)。
――(笑)。そこは気になりましたか?
蒼井 マンガ原作の実写化の際には、役者さんはみんな、どうしたってミスキャストって言われることも念頭に入れてオファーを受けると思うんですね。私自身、『ハチミツとクローバー』のときも、やっぱり気になってましたし。
――はぐちゃん、ピッタリだったと思ったんですが。
蒼井 でも、身長が違っていたので、なるべく背が低く見えるようにとか、体が華奢に見えるようにとか、ビジュアルのことをすごく考えてお芝居したんですね。でも、今回は、ビジュアルで似ているところが何一つ見当たらなかったので(笑)、「私はお芝居をしに行くのであって、真似をしに行くわけでない」と自分に言い聞かせつつ、原作に対する敬意だけは忘れないように気をつけるしかないなと思って。
――では、この役を引き受けるにあたっては、葛藤もあったんですね。
蒼井 これは大変だと思いましたね。でも、ビジュアルが自分からかけ離れているっていう心配以上に、このチームに参加したいっていう気持ちが強かったんです。『龍馬伝』(NHK総合)の大友啓史監督がNHKから独立されて初めての作品に呼んで頂けるなんて光栄なことはないですから! だから、似てる似てないは、ビジュアルのプロであるヘアメイクさんと衣装さんにお任せして、私は、恵が今、ここにいる意味を考えようと思ったんですね。
――どんな役どころだと思いました?
蒼井 今回は、女性のメインキャストが武井 咲ちゃんと私だけだったんですよね。だから、ちょっと蓮っぱな恵が存在することで、咲ちゃん演じる薫の真っすぐさや純粋さがより引き立てばいいなって。
――引き立て役に徹したということですね。初共演した武井さんの印象は?
蒼井 素晴らしかったです。お父さん、お母さんも素敵な方なんだろうなって思うくらい(笑)、すごく真っすぐで、本当にいいコなんですよ。今みたいに忙しいと大変なこともあるだろうけど、できるだけこのままでいて欲しい。なんというか、ずっと観ていたい女優さんだなって思ったんですよね。私、咲ちゃんのシーンで泣いたんですよ。
A
――どのシーンでしょう?
蒼井 最後ですね。ひとりで苦しんで、ひとりで術を解くっていう難しいお芝居なんですけど、私は絶対にできないなって思いました。私だけでなく、この作品に関わった人はみんな、剣心にぴったりな健くんがいるときに、武井 咲ちゃんという女優さんが出てきてくれたことをすごく感謝してますね。
――いま、お話に出た主演の佐藤 健さんはいかがでした?
蒼井 撮影を進めていくうちに、剣心と恵がふたりきりで話すシーンがあったんですね。そのときの健くんの目の深さに心を動かされて。とても説得力のある俳優さんだなと思ったし、現場でも健くんが軸に立っていてくれたのが大きかったと思う。多くは語らない主役が背中で見せてくれた。カッコイイ人だと思います。
Profile
あおい・ゆう。85年8月17日生まれ、福岡県出身。
01年『リリイ・シュシュのすべて』で映画初出演。
06年映画『フラガール』などでの演技が認められ、
第30回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、
第49回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。
13年1月公開の映画『東京家族』に出演。
当インタビューはエンタテインメント情報誌
『オリ★スタ』9/3号(8/24発売)に掲載。
誌面ではさらにインタビュー、
写真などたっぷり紹介していますのでお見逃しなく!
オリスタ 8月25日(土)18時0分配信
公開中の佐藤 健主演映画『るろうに剣心』で、
今までのほんわかとしたイメージを覆すような、
セクシーな役に挑戦した蒼井 優。
実写化のプレッシャーや共演者とのエピソードなど、
想いの丈を語ってくれた。
■“ハチクロ”のはぐはミスキャスト!?
実写化の苦労と現場のアツさを語る
――恵は原作では「セクシーなお姉さん」という立ち位置ですよね。
そんな恵役のオファーを受けたときの感想から聞かせてください。
蒼井 あまりマンガに接する機会のない私でも『るろうに剣心』は知っていたし、恵のビジュアルも知ってたんですね。台本を読んだあと、改めて、マンガの方を拝読させて頂いたんですけど、“まぁ、ホントに似てないな”と思いました(笑)。
――(笑)。そこは気になりましたか?
蒼井 マンガ原作の実写化の際には、役者さんはみんな、どうしたってミスキャストって言われることも念頭に入れてオファーを受けると思うんですね。私自身、『ハチミツとクローバー』のときも、やっぱり気になってましたし。
――はぐちゃん、ピッタリだったと思ったんですが。
蒼井 でも、身長が違っていたので、なるべく背が低く見えるようにとか、体が華奢に見えるようにとか、ビジュアルのことをすごく考えてお芝居したんですね。でも、今回は、ビジュアルで似ているところが何一つ見当たらなかったので(笑)、「私はお芝居をしに行くのであって、真似をしに行くわけでない」と自分に言い聞かせつつ、原作に対する敬意だけは忘れないように気をつけるしかないなと思って。
――では、この役を引き受けるにあたっては、葛藤もあったんですね。
蒼井 これは大変だと思いましたね。でも、ビジュアルが自分からかけ離れているっていう心配以上に、このチームに参加したいっていう気持ちが強かったんです。『龍馬伝』(NHK総合)の大友啓史監督がNHKから独立されて初めての作品に呼んで頂けるなんて光栄なことはないですから! だから、似てる似てないは、ビジュアルのプロであるヘアメイクさんと衣装さんにお任せして、私は、恵が今、ここにいる意味を考えようと思ったんですね。
――どんな役どころだと思いました?
蒼井 今回は、女性のメインキャストが武井 咲ちゃんと私だけだったんですよね。だから、ちょっと蓮っぱな恵が存在することで、咲ちゃん演じる薫の真っすぐさや純粋さがより引き立てばいいなって。
――引き立て役に徹したということですね。初共演した武井さんの印象は?
蒼井 素晴らしかったです。お父さん、お母さんも素敵な方なんだろうなって思うくらい(笑)、すごく真っすぐで、本当にいいコなんですよ。今みたいに忙しいと大変なこともあるだろうけど、できるだけこのままでいて欲しい。なんというか、ずっと観ていたい女優さんだなって思ったんですよね。私、咲ちゃんのシーンで泣いたんですよ。
A
――どのシーンでしょう?
蒼井 最後ですね。ひとりで苦しんで、ひとりで術を解くっていう難しいお芝居なんですけど、私は絶対にできないなって思いました。私だけでなく、この作品に関わった人はみんな、剣心にぴったりな健くんがいるときに、武井 咲ちゃんという女優さんが出てきてくれたことをすごく感謝してますね。
――いま、お話に出た主演の佐藤 健さんはいかがでした?
蒼井 撮影を進めていくうちに、剣心と恵がふたりきりで話すシーンがあったんですね。そのときの健くんの目の深さに心を動かされて。とても説得力のある俳優さんだなと思ったし、現場でも健くんが軸に立っていてくれたのが大きかったと思う。多くは語らない主役が背中で見せてくれた。カッコイイ人だと思います。
Profile
あおい・ゆう。85年8月17日生まれ、福岡県出身。
01年『リリイ・シュシュのすべて』で映画初出演。
06年映画『フラガール』などでの演技が認められ、
第30回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、
第49回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。
13年1月公開の映画『東京家族』に出演。
当インタビューはエンタテインメント情報誌
『オリ★スタ』9/3号(8/24発売)に掲載。
誌面ではさらにインタビュー、
写真などたっぷり紹介していますのでお見逃しなく!
2012-08-26 03:53
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