「踊る大捜査線」終了後…フジテレビ映画の今後は? 亀山千広プロデューサー語る [映画]

「踊る大捜査線」終了後…フジテレビ映画の今後は? 
亀山千広プロデューサー語る
シネマトゥデイ 9月20日(木)8時6分配信


15年の歴史に終止符を打つ映画
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の公開を受け、
「踊る大捜査線」シリーズのプロデュースを手掛けてきた
亀山千広プロデューサーが、
15年間を振り返り、フジテレビ映画の今後を語った。

「踊る大捜査線」シリーズの始まりは、
亀山プロデューサーの「これまでとは違う刑事物を作りたい」という思い。

そう考えてたどり着いたのが、「警察組織を描く」ということだった。

「港区の台場で事件が起こったとしても、その犯人が逃げますから、
その人を捕まえるのは、例えば九州の刑事だったりする。

ということは、刑事は何で動いているかというと、
組織で動いている。

だとしたら、事件の担当者がテレビドラマのように犯人を
捕まえるということもそうないのだろう。

だったら、犯人を捕まえない刑事ドラマがあってもいいのだろうと思った」。

そうして始まったシリーズは、
監督と役者の自由が利く幅を持たせた君塚良一の脚本、

そして、それを楽しんで演出し、演じた本広監督と役者たちにより、
『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では、
興行収入173億5,000万円を記録する国民的人気シリーズへと成長した。

そんなシリーズの歩んできた歴史を振り返り、
亀山プロデューサーは「『踊る大捜査線』は自分の体の一部。
その後の作品は全部『踊る大捜査線』があったからです」と語る。

「踊る大捜査線」シリーズの完結により、
フジテレビは大きな人気コンテンツの一つを失うことになるが、

「『海猿』を撮った羽住(英一郎)は、『踊る大捜査線』の
テレビシリーズのときのチーフADですし、

『SP』を撮った波多野(貴文)もそう、
『踊る大捜査線』から5人以上の監督が生まれている。

踊るイズム、青島イズムは広がっている」と亀山プロデューサー。

15年を経て、「青島イズム」とは、
「仕事に対する誇りと責任を持つこと」であり、
「組織は、現場の人間が仕事に対する誇りと責任感を
感じられるものであるべきだし、
それを感じることができる組織は強くなる」と
実感したという。

「青島のような部下がいたら面倒」と語る一方、
「僕も、『これをやらせてくれ』『あれをやらせてくれ』
『僕を信じてくれ』と言って、何度もこけたことがあるので、
あまり人のことは言えないですけど、
上司の反対を押し切って成立した企画の方が、
反対されているから用意周到に準備をするし、
新しい、観たことのないものになる。

自分の『踊る大捜査線』を作ったときに、
“青島のような部下”になったといえる。

自分の『踊る大捜査線』を作ってほしい」と後輩たちに希望を託した。
(取材・文:編集部 島村幸恵)

映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は全国公開中
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120920-00000002-flix-movi


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